肺がんとは
肺がんというのは、初期の段階ではあまり自覚症状がないため発見が遅れる傾向にあります。何かの検診の時にエックス線検査を受けて異常を指摘されるパターンが多いといわれます。
肺がんの症状には長く続く咳やそれに伴う血痰、顔の腫れ、肋骨や肋間神経への刺激による胸や腕の痛みなどがあります。また、ある程度進行すると疲れやすくなったり食欲が低下していきます。
肺がんの種類は、まず非小細胞肺がんと小細胞肺がんの2つに分類することができます。これは顕微鏡を使って拡大させた形状がどのようなものかでわけています。非小細胞肺がんは比較的発症しやすく、時間をかけて成長していきます。小細胞肺がんはそれに比べて数としては少ないですが、肺以外の器官への転移が起こりやすいのが特徴です。また、非小細胞肺がんは発症する場所等によって、扁平上皮がん・腺がん・大細胞がんの3つにわけられます。
肺がんの発症にはさまざまな原因があるといわれています。その中で
一番注意すべきなのはタバコに含まれる発がん物質です。これは直接吸った本人はもちろんですが、たばこの煙を含んだ空気を吸う周りの人にも大変な悪影響を及ぼします。また、鉱山などでのラドン被爆や建築材に使われていたアスベスト(石綿)も肺がんになる危険を増大させます。
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肺がんの診断
肺がんの診断には、まず胸部を正面と側面より検討できる胸部エックス線検査が行われます。その後、エックス線で胸や肺を輪切りにして詳細な画像を作成するCT検査をします。他にも専門医による胸部MRI検査やPET検査、腫瘍マーカー値の測定などの診断方法があります。
肺がんの治療には進行度や発生位置などにより、外科療法・化学療法・放射線療法の3つがあります。外科療法はオペによって腫瘍箇所を除去するやり方で、主に非小細胞肺がんの時にまず考える治療法です。小細胞肺がんの治療には、外科手術よりも化学療法と放射線療法が基本となります。化学療法はいわゆる抗がん剤治療のことで、カテーテルや静脈注射によるものと内服剤によるものがあります。がん細胞の成長を抑えたり、症状を軽減する目的で使用されます。放射線療法は治療のはじめに化学療法と併用されたり、外科手術の前後に使用されます。これら3つの治療法方法以外にも、肺の根元に発生する初期肺がんに対してレーザー治療を施す光線力学療法(PDT)などもあります。