胃がんの症状と原因

胃がんとは、胃の粘膜にできる悪性腫瘍のことで50代後半から60代の男性に多く見られます。進行の度合いによって「早期胃がん」と「進行胃がん」に分けられます。初期症状としては、早期胃がんでは食欲の低下・胸やけ・胃の不快感などがあります。ただ基本的には自覚症状のあまりない方が多いとされています。進行性胃がんでは、お腹の張り・血便や黒色の便・吐血などのはっきりとした症状がでてきます。
胃がんの原因にはさまざまなものが考えられますが、その一つに塩分の過剰摂取があります。日本の伝統的な食生活では、魚の干物や漬物など塩分のたくさん含まれたものを食べる傾向にあり、そのことが欧米人に比べ日本人の胃癌を多くしていると考えられます。また、喫煙による害も無視できないものです。タバコにはたくさんの有害物質が含まれており胃粘膜に悪い影響を与えています。この他、転移が早く手術が困難な「スキルス胃がん」などは女性の発症率が高く、ホルモンが関係していると推測されています。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

胃がんの検診に行こう

胃がんの予防には日常の生活習慣を少しずつでも改善していくことが重要です。アルコール分の高いお酒や香辛料の入った辛い物は胃を刺激するのでなるべく控えましょう。また、動物性のたんぱく質と植物性のたんぱく質はバランスよく摂る必要があります。それから言うまでもないですが、タバコを吸う人は胃癌予防のために出来る限り早く禁煙してください。その他には、ストレスを溜めない生活を送れるよう自分で工夫するべきです。精神的ストレスは即座に胃へ強いダメージを与えます。

胃がんは他のガンと同様、初期の段階で見つければ大半は治すことが可能です。なるべく定期的に健康診断を受けたり人間ドッグでの検診に行くべきです。病院では、まず内視鏡で組織を観察し、必要なら採取して検査します。この検査結果から胃癌のタイプや進行度合いを判断し、患者さんの体力その他を合わせながら治療方針を決定します。
最近では胃がんとピロリ菌との関係が取り沙汰されてきました。ピロリ菌は胃の粘膜細胞にダメージを与えるアンモニアや空胞化毒素等の有害物質を発生させます。これにより胃粘膜に萎縮がおき、がん化していくと考えられます。また、ピロリ菌に対して免疫細胞が攻撃しようとすると、活性酸素の大量発生や胃の炎症が引き起こされることも分かっています。