すい臓がんは難治癌
すい臓がんは治療が大変難しいとされています。それだけに余計に早期発見の重要性は高く、治療にあたっても膵臓がんの専門家がいる医療施設をよく検討する必要があります。できるだけ複数の専門病院で受診し、インフォームド・コンセントを受けた上で治療を開始すべきです。 それらがなければ、MRIやPET・ヘリカルCTなどによる診断も意味を成しません。
すい臓がんにははっきりと分かるような初期症状というものはありません。一応の症状としては、腹痛・体重の減少・食欲不振などがありますが、これらはあまり特徴的ではなく、一般的な消化器系の症状として見過ごしてしまいがちです。その中でも白目の部分や皮膚が黄色っぽくなる黄疸は比較的に自覚しやすい症状といえます。こういったことから、病院での検査で発見された時には周辺臓器まで転移していることが多く、患者さんの多くは手術による切除も難しいほど進行しています。
すい臓がんの原因として推測されているのは、肉食を中心とする食の欧米化やタバコに含まれる発がん物質、排気ガスなどが挙げられます。またコーヒーに含まれるカフェインや飲酒による膵臓への影響も疑われています。ですが、これらは医学的にちゃんと証明されているわけではありません。
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すい臓がんの検査と治療
すい臓がんを疑われて病院に来られた人には、最初に超音波検査や胃のレントゲン検査・内視鏡などで消化器系疾患の有無を調べます。超音波検査では膵臓の観察が可能なのですが、ここで異常が見つからなくても血液検査等の結果次第でさらにCT・MRI検査なども行います。
すい臓がんの治療にあたっては外科手術・化学療法・放射線治療があり、ガンの進行状況と患者さんの体力等を考慮して治療法を決定します。外科手術では膵臓癌のできている部分を切除するわけですが、それができないほど悪化している場合は、胃と腸をつないで食事を取れるようにバイパス手術をすることがります。
化学療法とは抗がん剤を使用するやり方です。副作用の心配はありますが、点滴することによって全身に効果を与えますので転移した癌に対しても有効です。
放射線治療に関しては体の外から放射線をあてるのが一般的ですが、オペ中にすい臓がんに直接照射する術中照射をする場合もあります。その他の治療法として遺伝子療法や免疫療法、温熱療法などもありますが、まだまだ医学的に確立された治療法とまでは言えません。